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研修子どもの発達

乳幼児精神保健オンラインⅡ期 親子支援のさまざまな形

乳幼児精神保健オンラインⅡ期 親子支援のさまざまな形

本講座のご紹介:
乳幼児精神保健の第一人者による連続講座です。
Ⅰ期では、乳幼児精神保健の基本理論を「早期母子関係」として学びましたが、2年目となるⅡ期では、親子支援の基礎となる理論と研究から始まり、周産期医療における心理支援、乳幼児-親心理療法、安心感の輪子育てプログラムなど、親子支援の実際へと話題は進みます。
3年目は虐待というむずかしい領域へと展開する予定です。ぜひ連続してご参加ください。 

開催日および開催方法
2024年5月~9月、毎月第一金曜日あるいは第二金曜日 19時半~21時 にzoomを使ってリアルタイムで講義を行います。
双方向でのコミュニケーションとするために、質疑応答だけでなく、21時の終了後に講師とのおしゃべりタイム(30分)を設けます。
リアルタイムで参加できなかった方は、見逃し配信(アーカイブ視聴)をご覧になれます。見逃し配信は各回の月末までです。

テーマ:
第1回 5月10日(金) 抱えるということ 講師 伊崎純子先生(白鴎大学教育学部)
乳幼児は、ウィニコットが言うように、養育者に心身ともに“抱え”られ、健やかに育っていきます。理論に触れるとともに、抱えるということや移行対象について、絵本や童話から学んでいきます。

第2回 6月7日(金) 乳幼児期の母子分離について 講師 黒崎充勇先生(広島市立舟入市民病院小児心療科)
乳幼児が母親から分離するとき、くっ付いたり離れたりを繰り返します。このとき子どもと母親はどんな体験をしているのでしょう。子どもと母親の心の成長に欠かせないこのプロセスを事例を通して学びます。

第3回 7月12日(金)妊娠期からの親子支援 講師 永田雅子先生(名古屋大学心の発達支援研究実践センター)
親と子の関係は妊娠期から始まります。周産期への心理支援にご経験の長い永田先生から、周産期医療における実践や、妊娠期からの切れ目のない支援を行っていくために、私たち専門職に求められることについて伺います。

第4回 8月2日(金)乳幼児-親心理療法 Infant-Parent Psychotherapy 講師 鴇田夏子先生(慶応義塾大学医学部小児科学教室・精神保健班)
乳幼児-親心理療法(IPP)は、親と乳幼児の相互作用を直接観察しながら一緒に治療するアプローチです。長年IPPで多くの乳幼児や子どもとその親に関わってきた講師からその基本と実際を学びます。

第5回 9月6日(金)安心感の輪の視点に立った親子関係支援 講師 北川恵先生(甲南大学文学部人間科学科)
安心感の輪(Circle of Security)は、アタッチメント理論に基づく親子関係支援です。子どもの欲求がわかること、わかっていてもつい繰り返してしまう親の対応の背景も支えます。小児期における被虐待や機能不全家族に育った親には特に効果を発揮します。「安心感の輪」を巡り、安心感に満ちた親子のつながりが深まるプロセスを学びましょう。

本研修の参加条件:
子どもの心の支援に携わる職業人(有資格者あるいは勤務先を持つもの)、学生・大学院生。

参加料金:
一般料金   全5回 15,000円
旧メンバー特別料金 全5回 10,000円
学生料金 全5回 10,000円
※ 2024年度から「ここあプロジェクト」支援者メンバーの年会費が廃止されたことに伴い、参加費は一律15,000円となりました。
ただし、2023年度に年会費のお支払いがあった旧メンバーは特別料金10,000円にてご参加いただけます。
※ 3月31日までの早期申込で、各チケット1,000円引きです。