about

ここあプロジェクトとは

私たちの思い

ここあプロジェクトは、2022年3月、こころのげんき株式会社松本拓真(岐阜大学)のコラボレーションで始めたプロジェクトです。こころの支援を必要とする子どもや親はたくさんいるにも関わらず、それを提供できる場所と人が足りないことを問題と感じ、プロジェクトを起ちあげました。

私たちは岐阜において、子どもの心の声にしっかり耳を傾け、それを家族や支援者たちと共有し、みんなが幸せを確認していける心の支援システムの構築を目指します。
この取り組みがひとつのモデルとなり、皆様の手によって、全国各地に子どもの心の支援を提供できる場所が広がっていくことを願っています。

ここあプロジェクト設立の目的

01.子供のこころの専門家の育成 02.心理支援センターの設立 03.ネットワークの構築
子どものこころの専門家の育成

子どものこころの専門家を
育成するシステムが欲しい

学習をする女性

臨床心理士・公認心理師育成に関わる大学・大学院での教育期間は短く、子どもの心の臨床に携わる教員も少ないため、多くの教育機関では、子どもの支援の基礎となる「子どもの病気」「子どもの発達」「子どもの心理療法」を十分に教育できない状況にあります。

また、資格取得後の心理職の業務は多忙を極め、短期支援も多いことから、子どもの心の問題が支援や成長によってどのように変化していくのかを経験する機会が持てないまま、目の前の支援に追われます。

子どもの心の専門家としての自信をもつには、基礎的な学びとともに、子どもと家族と共に苦難を乗り越えた経験を積み重ねることが必須です。心理職の数は増えているのに、子どものことをわからないまま業務にあたらねばならない、子どもの専門家を育成するシステムがないことを私たちは危惧します。

ここあプロジェクトでは、「子どもの心の専門家」となりたいと願う心理職の皆様に、基礎的な学びを提供するとともに、じっくりと子どもと向き合う経験を実習あるいはスーパービジョンで提供したいと思います。

心理支援センターの設立

心理療法を提供できる場を
確保したい

カウンセリングの様子

虐待・発達障害・不登校など、成長に寄り添いながらじっくりと心の支援を続けることが必要な子どもたち・親たちがたくさんいますが、心の支援を提供できる場は決して多くありません。子ども・親は「もっと話を聞いてほしい」「一緒に自分たちの問題を考えて欲しい」「ひとり立ちできるまでじっくり見守ってほしい」と望みながらも、提供される支援に甘んじるしかないと諦めています。

支援する側も、本当はじっくりゆっくり対応したいのに、そのゆとりが与えられないことに不全感を感じています。こうした状況は人手不足、あてられる予算不足、医療保険制度の限界などが関わっていて、個人の努力では如何ともしがたい問題です。

初診までに何か月かの予約待ち、診断だけで支援は終わり、支援を受けられてもカウンセリングに与えられる資源は少なく(月1回とか、30分の面接時間とか、親面接はないなど)、親から生育情報をとることもできない支援環境で、どうやってその子どもや親の真の苦悩を知ることができるでしょうか。
行政は虐待通報への対応に追われ、一人一人の子どもと家族を見守る時間などありません。医療機関や行政機関にこれ以上の負担を強いられないとすれば、どのようにこの状況を改善していけばいいでしょうか。

ここあプロジェクトでは、医療や行政で対応しきれない問題に対して、医療や行政ではない組織だからこそできる対策を行っていきたいと思います。まずは人づくり、そして場所づくり=岐阜に心理支援センターをつくること、そこを拠点にして、利用者が必要とする心のサービスを外部専門家も含めてサービスを提供していくこと、地域/企業の協力により利用者負担を減らしていくことに努めていきたいと思います。

ネットワークの構築

子どもを取り巻く
環境をつくる

野原で遊ぶ親子

子どもと家族のこころの問題は、医療、教育、福祉、司法、心理が連携してこそ、支えていけるものです。
領域や組織の縦割りでは対応しきれない問題は、積極的な「組織の連携」「多職種の連携」で改善が可能です。

ここあプロジェクトでは、専門家同士のつながり、利用者と専門家とのつながり、地域資源のつながりをつくることに取り組み、子どもを取り巻く環境づくりに貢献したいと思います。

プロジェクトの進め方

専門性の高い心理実践家のとなる

大学・大学院を卒業するだけでは、支援をするのに十分な力量はつきません。子どものこころの支援に必要な卒後訓練・研修を提供し、子どもの心の専門家(心理職)を育成します。
従来の心理支援の担い手であった臨床心理士・心理職をはじめ、保健師、保育教諭、教師、児童福祉施設職員、療育従事者など子どもの心と深く関わる専門家の皆様と一緒に学び、つながりをつくっていきたいと考えています。

子どものをめざす

十分な数の面接室とグループワークスペースを有し、しっかりと心理療法の行える心理支援センターの新設を目指します。図書スペースやカフェスペースを付設し、専門家も一般利用者も寛げる場です。利用者に過度な金銭的な負担をかけることがないよう、地域の人々や企業からの協力も得ながら、低所得世代こそ心理療法を受けられるよう目指します。

の支援を形にする

一般利用者の「あったらいいな」の声を集め、新設した心理支援センターおよびクラウド上で、「あったらいいな」の心の支援を提供します。子どものグリーフケア、グループセラピー、ヨガやマインドフルネスなどの催しや親の会の集まりなどにも使っていただけたらと思います。

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